NPO法人ニットは、これまで様々な介護現場で働いてきた仲間たちが集い、 認知症などによる生活のしづらさをかかえている方たちの暮らしを支える、 良質な介護サービスを提供することを目的に設立されました。 ニットという名前には、認知 (Ninchi) 症という病気をかかえた方たちとともに (totomoni) 歩みたい、 人と人とのつながり (ネットワーク) を大切にしたいという思いと、 理想の追求と経営の維持という、二兎を追えたらという願いが込められています。 ニットでは正・賛助会員を募集中です。カンパ等も募集しています。 ■利用できる方 ・金沢市に住民票がある方 ・要支援1、2から要介護1〜5までの方 ・認知症の診断を受けている方 ■営業時間 ・月曜日〜土曜日 (三口は月〜金) ・午前9時から午後5時まで利用可能です。 ■その他 ・認知症をはじめとした介護相談、資料・書籍などの公開・貸し出しをしています。 ・講師派遣も行います。 ・ニットは NPO法人であり、財務状況を公開しています。 【特定非営利活動法人ニット　(介護予防) 認知症対応型通所介護 デイサービスセンターゆいま〜る】 「ゆいまーる」は「こころをむすぶこと・おもいやり・たすけあい」を意味する沖縄のことばです。 こころをむすぶ場所になりたい！そんな願いを私たちは名前にこめました。 ■NPO法人ニット 各事業所 ・認知症対応型通所介護 デイサービスセンターゆいま〜る 　〒921-8044 石川県金沢市米泉町8-38 ・認知症対応型通所介護 デイサービスゆいま〜る三口新町 　〒920-0944 石川県金沢市三口新町3-14-8 ・認知症対応型通所介護 デイサービスゆいま〜る戸水 　〒920-8204 石川県金沢市戸水1丁目293番地 ■講師派遣実績 (2022年度) 石川県認知症介護実践研修、石川県認知症対応型サービス管理者研修、 石川県グループホーム初任者研修、石川県介護支援専門員専門・主任更新研修、 石川県認知症介護サービス向上研修、金沢市オレンジパートナー育成研修、 羽咋市認知症市民講座、石川県身体拘束廃止実務看護職員研修、 企業・学校関係者・地域住民等向け認知症サポーター養成講座、 金沢市キャラバンメイトフォローアップ研修 ほか ■交通アクセス (NPO法人ニット事務所) ・JR北陸本線西金沢駅より徒歩5分 ・北陸鉄道石川線新西金沢駅より徒歩3分 ・北鉄バス米泉バス停より徒歩1分

【特徴について】 ・バリアフリー住宅や古民家を改修して利用しています。 広々とした空間や見知らぬ場所などでは不安や緊張感を抱きがちな方でも、 家庭的な環境の下で、リラックスして、安心感を持ちながら過ごすことができます。 ・一日12名 (三口新町は11名) までの通い定員なので、 多人数による圧迫感やあわただしさがなく、ゆったりと、お一人お一人のペースで過ごすことができます。 ・決められたスケジュールはなく、その日、その時の、その場にいる方たちの意欲、思いに添って、一日の流れが決まります。 記憶の力が弱まり、ついさっきのことを忘れてしまいがちな認知症という状態の特徴に適したケアが提供されます。 ・他の人のペースに合わせることが難しい方たちが多いため、集団での一律なレクリェーションなどは行ないません。 それぞれの方の身に付いているかつての生活習慣 (家事や仕事、得意だったことなど) を大切にした取り組みが提供されます。 ・認知症対応型サービスにおいては、認知症の特徴を理解しているなどスタッフの質が大切になります。 ゆいま〜るでは、グループホームや小規模多機能型居宅介護・老人保健施設などでの経験豊富なスタッフがケアを提供しています。 ・NPO法人ニットはすでに14年にわたり金沢市米泉町で認知症対応型通所介護を運営しており、その中で培われた知識と経験を生かしたケアが提供されます。 ■ゆいま〜るの一日 ・お迎え・送りは、基本的にはご本人の生活時間に合わせてご利用できます。 延長利用や本来の利用日でない場合でもご本人やご家族の必要性に応じて柔軟に対応させていただいています。 ・お食事は、みんなで一緒にその日食べたいものを考え、買い物に出かけ、作り、食べ、片付けます。一人一人のご希望がメニューに生かされます。 もちろん買い物に行きたくない方や、調理が得意でない方は参加しなくてもかまいません。 お一人お一人がやりたいと思ったことを、 やれる範囲で取り組んでいただくことで、役割を持ち、 自信につながる時間をお過ごしいただけます。 ・お風呂は、家庭用の浴槽で、一人ひとり入っていただいています。 入る時間もできるだけご本人のご希望と気持ちに添い、またその方の必要性に応じて、スタッフがお手伝いさせていただきます。 ・ゆいま〜るの大きな特徴は、その日、その時に「行きたい！」と思ったところにすぐに出かけていったり、それぞれの方の興味・関心に合わせてあちらこちらに出かけて行くところです。 新聞でこんな催しがあると読めばそこに出かけ、 お話の中で話題に出たお店があればそこに行き、歌でも歌いたいと思えばカラオケボックスに出かけていきます。 皆さんで出かけるときもあれば、小グループや個人で出かけていくこともあります。 心が動くその瞬間を大切に、事業所から地域に出て行くことで、心と体が動く場面を提供できればと思っています。 ・認知症になった多くの方たちは、以前の自分と比べて、今の生活の力の衰えに戸惑い、 また以前とは違う周囲の目に萎縮したり、反発したりしながら、 それでも何とか自分のプライドを保ち、自分の力で暮らしていきたいと頑張っています。 けれども次第に失敗が増え、 自分でもどうしていいのかわからなくなると自信をなくし、何かをやろうとする意欲も失っていきます。 あるいは不安が強くなったり、混乱してしまったりします。 私たちは認知症になっても、環境が整えられ、周囲からの適切なサポートがあれば、 できることはいっぱいあるし、自分らしい暮らしを送れると考えています。 役割と安心、喜びがゆいま〜るにあることで、 もう一度、自信と意欲を取り戻していただけるような時間を提供できたらと願っています。