■ 診療科目（各種健康保険取り扱い） 皮膚科　形成外科 ■皮膚科治療 ・湿疹・皮膚炎（アトピー性皮膚炎　かぶれ） ・じんま疹（蕁麻疹） ・皮膚感染症 ・水虫（白癬） ・カンジダ ・癜風（でんぷう） ・ニキビ ・帯状疱疹 ・単純ヘルペス ・とびひ ・乾癬（かんせん） ・日焼け ・熱傷（やけど） ・深い熱傷 ・男性型脱毛症（プロペシア治療） ・皮膚のトラブルとスキンケア　 ○形成外科治療 ・腋臭症（ワキガ） ・多汗症手術 ・レーザー治療（シミ・あざ・ホクロ/ほくろ/黒子・そばかす・イボの除去） ・瘢痕（きずあと） ・ケロイド ・皮膚腫瘍（粉瘤（アテローム）・いぼ・母斑・眼瞼黄色腫） ・外傷　などに対する形成外科的手術治療　 etc　　 ○その他 ・医療レーザー脱毛 ・ピアス　

【小学生の娘がわきがに】 小学5年の娘がわきがになったようで臭います。身長145cm、体重35kg、生理はまだです。 本人は気にしていませんが、いじめられるきっかけになりそうで心配です。 どんな治療法がありますか。手術もできるようですが、何歳ぐらいから受けられるのでしょうか。(大阪府、S) ■答える人 稲葉 義方 (いなば よしかた) さん ・稲葉クリニック院長 ・東京都杉並区 Q. どんな病気ですか。 A. わきの下から特有の臭いが出る症状で、腋臭症と呼ばれます。 思春期の成長にともなってわきの下にあるアポクリン腺から出る汗が、皮膚の表面の雑菌と混ざって発生するのが特徴です。 Q. 特有の臭いとは。 A. 汗臭さや不潔にして皮膚にアカがたまって臭くなるのとは違い、酸っぱい臭いがします。 小学5年生なら始まるころかも知れません。 Q. 治療法は。 A. 何より清潔にすることが大事です。殺菌作用のあるセッケンでよく洗い、制汗剤をつける。 汗をかいたときは汗ふきシートのようなものを塗る。 その繰り返しである程度、臭いは防げます。それでも臭いが気になる場合は手術を検討します。 Q. どんな手術ですか。 A. 臭いの元となるアポクリン腺を取り除きます。腺は皮膚から深さ約5mm〜15mmの間にあります。 手術法は様々で、私がする皮下組織削除法は皮膚の下に器具を入れて裏側からこの腺を除去します。 麻酔をするので、体重が40kg程度を超えてから行います。 臭いのはわき毛の輪郭と重なるため、わき毛が生えてからの手術を勧めます。 Q 手術にはどんなリスクがありますか。 A 残った皮膚が薄く、術後安静にしていないとはがれて出血することがあります。 公的医療保険は一部の手術法を除き使えません。 臭いの感覚はひとそれぞれ違い、手術をするかどうかは、本人の気持ち、思いを尊重して判断します。 本人が平気なのに、周囲が気にし過ぎて、手術をせかすようなことはしてはいけません。