企業情報
50歳以上の方へメッセージ
株式会社ウッドコアでは、2年前からシニア層の採用を行ってきました。
現在は50代10名以上が在籍しており、50歳以上の方でも現場リーダーとして勤務している方もいる為、中途のシニア世代も活躍出来る環境を整備しています。
50歳以上で木材関係が未経験からスタートした方も活躍しており、未経験の方でもしっかりとした教育体制で業務を覚える事ができますので、お気軽にご応募ください!
私たちの採用は年齢だけを見て採用を判断する事は無く、ものづくりへの情熱や木材に対する興味関心などを重要視して採用活動を行っています。
ものづくりや木材に興味がある方でしたら、きっと弊社の雰囲気に慣れていただけると思います。
入社後も、先輩社員に教わりながら機械の種類や操作方法など学んでOJT形式で少しづつ業務に慣れていただければと思っています。
ぜひ経験者・未経験者問わずシニア世代の方たくさんのご応募お待ちしています!
事業内容・会社特徴
浪江町の棚塩産業団地で整備が進む福島高度集成材製造センター(FLAM事業)の運営事業者です。
新たな木材需要の拡大・林業再生を目的に、国内最大規模の原木一貫生産型集成材工場にて、中大規模木造建築向けの高付加価値製品の生産を行います。
多様化する木造システムへ適材適所での技術支援として、グループ企業と連携の下、木造施設の計画(設計)段階から、木質部材の製造・加工・施工まで一貫したサポートを行っております。
■事業の概要:復興への貢献と新たな需要開発
福島イノベーション・コースト構想に沿い、魅力ある産業の構築を通して地域の活性化に貢献
1 相双地域の住民帰還に伴う公共・民間施設整備への対応
・多種多様な公共施設や商業施設等へ集成材を用いた木造化の推進及び製品供給
・非住宅分野で用いられる規格外部材及び規格部材のすき間サイズの製品供給
2 復興地域における雇用の創出
・工場作業員として30~50名の新規採用、雇用創出
・企業連合・協力会として関連ビジネス全体の活性化
3 地場産業である林業・木材産業の再生復興
・相双地域の企業を中心に県産材の安定的・効率的な供給体制を構築
・新たな産業として集成材マーケットにおける新規市場開拓
■生産工場・設備
〇原木からの一貫生産を実現する生産設備:ヨーロッパ型の中大断面集成材製造工場の実現
・年間で原木50,000m³、ラミナ25,000m³、集成材15,000m³の取扱ボリューム
・9.4haの土地を利用、14,400m²の集成材工場
・巾240mm、厚1,250mm、長さ12Mの大断面材を受注生産体制にて製造
・集成材として国内初の高周波プレス設置。取扱量の拡充と短納期対応
・CNC加工機ユニチーム社製ウルトラを2台設置
【藤寿産業×ウッドコアの生産体制】
非住宅部材の量産対応と部材組立,ユニット化の対応
■主要工場面積
・集成材工場 14,400m²
・製材工場 1,360m²
・製品倉庫 1,380m²
■製材機
・キャンターシステム
■乾燥機
・大型乾燥機×2機
・中型乾燥機×2機
■プレス (製作最大断面)
高周波プレス 240×1,250×12,000mm
■CNC加工機 (加工最大断面)
Ultra2台 平角:300×3,000×12,000mm
正角:600×600×12,000mm
事業の強み
浜通り再生の一翼を担う施設だと聞いていた。その期待を背負い、昨年10月に集成材工場が完成。
今年3月に残る製材工場の工事が完了したと聞き、桜が舞う4月中旬、浪江町棚塩産業団地に福島高度集成材製造センター(FLAM)を訪ねた。
あいにく製造ラインはまだ試運転中とのことだったが、製材工場エリアでは丸太を運ぶフォークリフトが絶え間なく行き交う。
FLAMは、東京ドーム2個分の敷地に施設が立ち並ぶ国内最大級の集成材工場だ。県内の木材会社など5社が、それぞれのノウハウを結集し、共同体企業として管理・運営を行う。
「集成材とは、丸太からひいた板を、繊維方向をそろえ接着させた木材のことです。無垢材に比べ強度に優れ、柱や梁に多く使われます」。説明してくれたのはFLAMを運営するウッドコアの生産管理部長・阿部孝紀さん。その製造工程は、トラックで運ばれてきた丸太を規格ごとに振り分けた後、まず厚さ4センチのひき板に製材。それを3ヶ月ほど自然乾燥させ、さらに1週間機械乾燥させるという。
その機械乾燥の煙がたなびくボイラー棟を過ぎ、いよいよ集成材工場エリアへ。
「乾燥後ひき板は、一枚一枚強度や水分量を測定し等級分けします。ひき板の長さは、最小2メートル、最大4メートル。短い木材も無駄なく使うため、必要に応じたて継ぎ(ジョイント)を行い所定の長さにします。そして、強度の高いひき板を外側に、低いひき板は内側にして接着し、確かな強度の集成材に仕上げます」
FLAMでは、学校や工場など大型施設に使われる、中断面・大断面の集成材を量産している。
「大断面は、断面の短辺15センチ以上、面積300平方センチ以上のものを言い、それ以下3/8以上の断面積までのものを中断面と言います」。
ここでいう断面とは木材の木口にあたる面のことで、積み上げられた大断面集成材の迫力に圧倒される。集成材は、耐火性や加工精度がより向上しており、2019年に完成した新国立競技場に使用されるなど、今や注目の建材だ。
工場では最大で、長さ12メートルにも及ぶ巨大な集成材が生産可能で、高層ビルの建築材としての需要も見込む。
何枚ものひき板を高周波による熱で数10分のうちに接着するデンマーク製プレス機など、最新説の機械に目を引かれるが、工場を支えるのはなんといってもマンパワーだ。
大木の丸太を次々と移動する人、プレスラインを繰り返し調整する人、手作業で丹念に集成材の仕上げ作業を行う人など、現在20名ほどの社員が働く。が、フル稼働時に必要な人員は50名にのぼるため、随時社員募集中とのこと。
高性能で地球にも優しい集成材の未来は、新次元に入りつつある。浪江町、浜通り再生の星となる日は遠くないはずだ。そしてFLAMが本格稼働するとき、本県林業の新次元もまた開かれるのでは、と楽しみでならない。
会社概要
業界
メーカー系 > 住宅・建材・エクステリア・インテリア(メーカー)