【発熱外来の運用状況】 桜町病院では昨年より発熱外来を設置し、2021年現在までに約2850名が受診しています。 発熱外来は一般の診療エリアとは場所を別にして、予約制で行っています。 必ず発熱や咳などの症状がある場合は、来院前にお電話でご相談ください。 発熱外来では新型コロナウイルス感染症の判別のため、抗原検査やPCR検査を医師の判断で行っています。 また、濃厚接触者と特定された方のPCR検査も行っています。 抗原検査の結果は約20分ほどで出ます。 PCR検査は結果が出るまでに約2日かかり、結果が出次第、病院からお電話でご連絡しています。 【桜町病院の産後ケア事業】 桜町病院では昨年10月より産後ケア事業をはじめました。 “産後ケア”とは、産後のお母さんの心身疲労の回復や授乳、育児相談などのサポートを行うことです。 例えば、「授乳が上手くいかない」「乳房トラブルを起こしてしまった」 「母乳量を増やしたい」「ミルクの足し方がわからない」 「赤ちゃんの体重が増えない」「寝かしつけについて知りたい」「とにかく休みたい」など、ご要望は様々です。 最近では核家族化や高齢出産の増加、 新型コロナウイルス感染症の影響で里帰り出産や退院後のご家族のサポートがなく、 産後直後から十分な援助が受けられないケースがあります。 産後の体調が回復しないまま育児を頑張っているお母さんも少なくありません。 また、子育て交流の場が一時的に閉鎖していたり感染のリスクを考え外出を控えている方も多く、 育児相談ができずに悩んでいる方、母親同士の交流の場がなく孤立している方もいます。 桜町病院の産後ケアでは、 新生児期から生後4か月未満の赤ちゃんとお母さんを対象に産後ケアを行っています。 利用方法は日帰り型と宿泊型があります。 日帰り利用の方は、9時〜17時までのご利用で、昼食とおやつをご提供いたします。 宿泊利用の方は、9時〜翌11時までのご利用で、昼食・おやつ・夕食・朝食をご提供いたします。 日帰りも宿泊も連続の利用が可能です。 お母さんの洋服やタオルはアメニティの準備があります。 赤ちゃんの洋服、ミルク、オムツ、おしりふきなどは持参していただきます。 お母さんのご希望に沿って助産師が育児の悩みを聞いたり、 身体的ケアを行います。お預かりした赤ちゃんは病棟スタッフが常に見守りますので安心してお過ごしいただけます。 お母さんや赤ちゃんに寄り添い入院中は安全に快適に過ごせるよう、 また自宅に戻った後も自信を持って育児が出来るよう支援していきます。 （南2階病棟師長　川原田由喜子） ・育児の心配事や授乳のお悩みなどに助産師がお答えします。 ・春は桜、秋は紅葉がみられる眺めの良いお部屋で、ゆっくりお過ごしいただけます。

【チーム桜町　検査科】 検査科は、検査科部長、臨床検査技師11名、事務員1名で構成されています。 検査の仕事は大きく2つに分かれます。 ひとつは患者さんから採取された血液や尿などを調べる検体検査。 血液中の蛋白や糖・酵素などを測定し臓器の異常を把握したり、 血球の数や形態を検査し貧血や白血病などの病気を見つけることができます。 輸血をする際には血液型と交差適合試験を行います。 細胞を顕微鏡で診て悪性細胞の有無を調べる細胞診という検査もあります。 もうひとつは患者さんの体を直接検査する生理機能検査。 心電図、睡眠時無呼吸検査、血圧脈波、超音波検査などがあります。 心電図は不整脈の診断にとても有効です。 超音波検査は各臓器の形や動きをみることができ、例えば胆石症心不全があるかどうかなどが分かります。 また採血も検査科の仕事のひとつです。 休日・夜間の緊急検査に対応できる体制も整っています。 私たち検査技師は、測定機器のメンテナンスの管理を行い、 迅速に信頼できる精確な検査結果を提供できるよう心がけています。 （検査科長　倉部 忍）