【会社データ】 リライアンス・セキュリティー株式会社 ■認定 　広島県公安委員会認定第397号 ■事業内容 　警備業務（施設警備・雑踏警備・身辺警備） ■主な取引先 ・イオンディライト(株)（流通） ・(株)メディアテック一心（通信工事） ・積水ハウスグループ（ハウスメーカー） 【経営理念】 リライアンス・セキュリティー株式会社とは、お客さま主義集団である ・規律を守る ・崇高な職業感を持つ ・若さを追求（元気・ハツラツ・キビキビ） ・教育に注力（情熱・愛情・先端・追求） ・礼儀を守る（挨拶、服装身だしなみ、言葉遣いなど） ・挨拶も感動を与えるパフォーマンスに！ ※期待以上の満足と感動を追求することで業績が拡大 【「働き方改革」のTVCMを放映】 ■広島のリライアンス・セキュリティー　警備業で唯一、県が実践企業に認定 リライアンス・セキュリティー（広島市、田中敏也社長）の「働き方改革」のテレビコマーシャルが、広島県内で放映されている。 CMは中国新聞広告社が企画したもので、2月から3月の2ヶ月間、放映される。 働き方改革推進を提唱する内容で、 イキイキと働く人たちの映像に、働き方改革実践企業としてリライアンス・セキュリティーの社名が紹介される。 同社は2018年9月、「広島県働き方改革実践企業」に認定された。 働き方改革に取り組み成果が出ている企業に対し広島県商工会議所と商工会連合会が認定している制度で、これまで351社が認定を受けており、警備業では同社のみ。 待遇改善も進めており、昨秋、コロナ対策に取り組んだ内勤社員約20人に3000円の一律ベースアップを実施。 今年1月には契約料金の値上げが進んでいる、交通誘導警備と雑踏警備の警備員100人の社員に月額平均1万5887円のベアを行った。 最高額は、大卒5年目ながら同社の年間最優秀警備員賞を3回受賞した、宮本康平さんの4万6600円だ。 【身だしなみ徹底】 警備業のリライアンス・セキュリティー（中区舟入川口町）は商業施設常駐警備などが伸び、今9月期で1期連続の増収と黒字を見込む。田中敏也社長は、 「目指すは“警備業界のディズニーランド“。一貫して社員教育に注力し、顧客満足を追求してきたことが成果につながっている」 サービス品質向上の取り組みの一つが、警備員に課す210項目に及ぶ服装・身だしなみチェックシート。 2000年の設立時から続け、昨年に項目を追加した。 制服の正しい着用をはじめ、肌着や靴下の色、体臭を抑える12時間以内の入浴まで含まれる。 「全ての確認は大変だが、常識的な項目しかなく、慣れれば意識することはない。警備員の身なりや立ち居振る舞いで、取引先店舗などの評価を損ねることは絶対に許されない」 厳しいルールを課す一方、ベースアップや育児休暇取得など待遇改善を進め、 県内同業で唯一、県働き方改革実践企業認定を受ける。

【映像から不審者検出】 体の震動で攻撃性判断 警備会社リライアンス・セキュリティー（広島市中区）は、 防犯カメラの映像から不審者を検知する技術を施設の保安業務に導入する。 先進技術で万引などを防ぐ効果を高め、他社との違いを出す。 活用するのは、カメラ映像から人の精神状態を推定するシステム。 体の震動の回数や大きさなどから攻撃性などを判断し、不審者を画面上で赤く囲って示す。 自社スタッフが携帯端末で画像を受信し、その人物に注意を払い、万引や盗撮、異物混入などを防ぐ。 夏ごろから、契約した小売店で順次展開する。 ソフトウエア販売元のエルシスジャパン（東京）によると、 このシステムは2014年のソチ冬季五輪で観客入場の安全対策に使われた。 不審者と判断された人の9割以上が、実際に薬物や酒類の所持などで入場を拒否されたという。 16年の主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）でも活用されたとされる。 地方の中小警備会社の導入は珍しいという。 非正規の従業員が多い警備業界。 リライアンス社は従業員の定着を図って正社員化を進め、ITに強い人材も採用してきた。 田中敏也社長は「付加価値の高い新サービスを、賃金を上げる起爆剤にしたい」としている。 【コロナ感染対策】 リライアンス・セキュリティー（広島市、田中敏也社長）は4月24日、 警備員の新型コロナ対策支援として「慰労一時金」の給付を開始したことを発表した。 一時金は4月の給与に上乗せする形で支給する。 金額は、特定警戒都道府県従事者は社員5万円・パート1万円、その他の緊急事態宣言県従事者は社員3万円・パート1万円を支払う。これは同社年間売上の1％相当の支出となる。 同社では、さまざまな対策を推進中だ。 マスクは3万枚を用意し全従業員に順次配布中、手指消毒液は全従業員に配布を完了した。 本社では、在宅勤務・時差出勤、毎日の検温と全館の消毒を行っている。 同社が続ける「従業員を守る取り組み」は求職者にも響き、 今年度で　９年連続して大学卒業者を採用している。 田中社長の話 警備員は現場の最前線で警備を続けており、感染リスクやその恐怖は計り知れない。 使命感を持って業務に従事する労苦に報い一層の士気向上を図るために慰労一時金支給を決断した。