【地域と共に】 こころと身体の不調は誰にでも起きることです。働けない、人との関わりが困難になるなど誰に相談してよい か分からず孤立してしまうことがあります。 当院 (こころの森病院) では、地域の相談場所として気軽な相談から専門医師による診断や心理士による心理検査・カウンセリングを行っております。 また、最新施設での検査や入院治療、退院後の支援としてスタッフによる訪問看護、 障害手帳の申請など社会福祉行政への橋渡しまでのよろず相談を受け付けています。 地域の心療クリニックやグループホームなどの障害居住施設との連携、 さらには自立に向けた就労支援施設との連携などにより、医療と福祉、住まい、就労など、包括ケアの中心的役割を担ってまいります。 【はじめに】 「三精病院」は創業55周年の2023年5月1日に「こころの森病院」として名称を新たに新築移転します。 どんな疾患、症状でも自分を取り戻し、元の生活に戻れるようにとのスタッフ全員の思いが込められています。 創業当時の病院名の由来でもあった精神科の3大疾病 (統合失調症、躁うつ病、依存症) だけでなく、 発達障害やストレス性障害、さらには、高年齢化に伴う認知症や不眠症などはすべての現代人にとって身近な病気となっています。 医師・看護師・心理士、薬剤師、栄養士、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、放射線技師などの多くの専門スタッフがあらゆる相談に誠心誠意、対応できるように努めてまいります。 新しい施設は個室型の病室も多く、最新の検査など科学的な医療を提供して参ります。 【理事長挨拶】 個室が有り、プライバシーを考えた病院に建替えたいと願って10年が経ちます。 どのような状態の方であっても自分を取り戻してもらうことを目標にここまできました。 こころの森病院は木漏れ日が差すような柔らかい空間をイメージしています。 病室はほぼ個室でプライバシーが守られ、スタッフも働き易い建物です。 様々な精神的疾患により一時的に日常生活が困難になった方の機能を一日でも早く改善し、早期に社会生活に戻ることを目指します。 【院長挨拶】 SDGsなど多様化した価値観を受け入れ、時代に合った医療を目指します。 専門外来だけでなく、時代のニーズに答えweb診察も行っていきます。 また患者様だけでなく当院で働く従業員のケアも行うべく職員外来を勤務時間内に行い、 働きやすい環境を目指し、風通しの良い病院とします。 更に近隣のクリニック様の力を借り、地域の中核病院となるよう努めて参ります。

【新病院での新たな取り組み】 ■専門外来・web診察 これまでの疾患に加え、現代の新たな疾患 (高齢化に伴う認知症、現代病であるゲーム・ネットを含めた各種依存症、発達障害) への対応を専門的に取り組んでいきます。 また、時代のニーズに対応すべくweb診察や、従業員のストレスケアなどを自院で行っていきます。 ■検査体制の充実 CT撮影機器・生化学検査機器の導入により、 今まで以上に詳細な結果を素早く確認することができるようになりました。 これら情報を、電子カルテシステムを用いて、きめ細やかな診療を行っていきます。 ■急性期治療病棟 急性期治療病棟では心身の休息を必要とされる患者様が集中的な治療、回復の場として、 症状に応じた治療を行い、早期回復、早期退院を目指します。 受け持ち看護師が中心となり、多職種で連携し患者様ひとりひとりに合わせた対応をいたします。 ■訪問看護 患者様の日常生活での不安を早期に解決し、 その人らしく生活できるよう、看護師、ケースワーカー、作業療法士が真心を込めてお手伝いさせていただきます。 通院が困難な患者様や、定期的な見守りが必要な患者様には住み慣れたご自宅での看護に対応します。 ■病室の個室化 病室は皆さまが日常を過ごす大切な「居室空間」であり、 より快適に療養していただくため、全室個室に近い環境を準備しました。 入院のご相談は随時受け賜っておりますので、お気軽にご相談ください。 治療だけでなく、レスパイト入院としてのご利用も可能です。 ■キャッシュレス 会計窓口ではカード決済、電子マネー決済にも対応可能となり、 入院患者様の日常生活においてもキャッシュレスの仕組みを取り入れ、正確な管理運営を行います。