【病院概要】 ・診療科：心療内科・神經内科・老年内科（認知症 身体合併症など）・精神科 ・専門治療：物忘れ治療・アルコール依存症治療・児童思春期治療 ・病床数 ：210床（指定病床数 15床） ・保有設備 放射線検査 ヘリカルCTスキャン インバータX線高電圧装置（レントゲン） FCRレーザーイメージャー 血液生化学検査 生化学測定・血算測定・生理検査 脳波計 心電図計 ・保有施設 精神科作業療法施設 精神科デイケア（大規模70名に対応×2） ・基準 精神病棟入院基本料（15：1）、入院食事療養費（I）、看護補助加算2（50：1）、精神科作業療法、医療保護入院等診療料、精神科デイケア（大規模70名に対応×2） 【関連施設】 ■介護老人保健施設「欅の里」 看護・介護・リハビリを行う介護老人保健施設・短期入所療養介護（ショートステイ）・通所リハビリテーション(デイケア)・居宅介護支援事業所を備えた施設です。 【北リアス病院がめざすこと】 当院は、1977(昭和52)年に開設した地域に根ざした病院です。平成18年から病院長を務め、平成23年には北リアス病院へと名称変更しました。来られた患者様が“今よりもよりよい社会生活が送れるように”をモットーに、職員一同協力し合いながら者様中心の治療を心がけています。 当院の特徴としては、おくすり以外の治療として、うつ病の復職支援のためのリハビリテーション（リワーク）、昼夜逆転などの日常生活のリズムを整えたり、対人関係のスキルアップを行うことによって社会復帰の支援をおこなったり、再発を繰り返している人の再入院の予防することを目的にデイケア治療をおこなっています。 また当院では、これまでの精神科的治療では治療改善が認められなかった難治性の状態や、薬の副作用などのために十分な薬物療法が困難なケースにおいては、修正型通電療法という専門性の高い治療も積極的におこなっています。 この療法は、短時間の全身麻酔管理下において低流量の通電をおこなうことによって、難治性の抑うつ・不安・幻覚・妄想などの症状を緩和させる効果があります。さらに、従来の薬物療法と比べても服薬量を著明に減量することが可能です。当院でも平成23年から修正型通電療法を導入し、良好な経過や効果を認めております。 精神科の治療には決してあきらめない根気強さが必要です。長期間病気で困られている方には、薬物治療に加えて、デイケアによるコミュニケーションの練習や生活訓練なども組み合わせることによって、症状の改善や生活の質の向上に有効な場合も多く認められます。 思い当たる症状があれば、お気軽にご相談していただければ幸いです。

【北リアス病院の理念】 ■理念 ・医の倫理に基づいた医療を提供します。 ・人権の尊重にたった医療を提供します。 ・「安全」「安心」「満足」「信頼」が得られる医療を提供します。 ・地域に根ざした医療を提供します。 ■病院の指針 ・地域のメンタルケア病院としての機能充実を図ります。 ・精神疾患の専門性に特化した医療を推進します。 ・患者様中心の長期展望に立った高度医療の推進を図ります。 ・地域密着型の医療を推進します。 ・精神医療をとおして地域に貢献します。 ■看護部の理念 ・安全を第一の看護を提供します。 ・患者様主体の看護を提供します。 ・地域社会での自立を支援します。 ・看護の倫理に基づき行動します。 ■患者様の権利 ・人として尊重され、平等に医療を受けることができます。 ・診療について理解、納得のいただける言葉で説明いたします。 ・十分な情報を提供し同意を得たうえで、治療、処置を実施いたします。 ・患者様に関するすべてのプライバシーを守ります。 ・当院での医療に意見し改善を求めることができます。 ・要望に応じてセカンドオピニオンを保障します。 【北リアス病院の主なサービス】 ■地域に根ざした医療を提供します。 ・"今よりもより良い社会生活が送れるように”をモットーに、職員一同協力し合いながら来院者の視点に立った治療を心がけています。 ■オープンで明るくより利用しやすい医療環境へ ・グループ活動等をとおして他者との交流を深め、通常の生活を送るためのお手伝いをしています。こころのケアでもっとも大切なことはコミュニケーション。それは、医療活動の基本でもあります。 ■こころにも体にも栄養がつくメニューづくり ・「おいしい」と評価の高い当院の給食は、毎食すべて院内での手づくり。地元の食材を用いた郷土料理も人気があります。患者さんへのヒアリングを重ね、栄養とおいしさを兼ね備えた食の提供を追求しつづけています。 ■北リアス病院から医療福祉の未来へ。 ・当院の看護師は志の高い仲間たちと共に考え学び、経験を重ねながら、医療福祉のあるべき姿を、ここ北リアスの地から発信していきます。 ■地域医療とこころのケアの根本は同じ ・医療福祉相談室では、患者さんやその家族が抱えるさまざまな相談をお受けしています。日常生活をスムースに営むための支援は、地域医療にもこころのケアにも共通する医療の根本です。 ■治療をとおした社会への橋渡し ・当院では、地元出身者をはじめ全国各地から医療福祉を目指して来県したスタッフが大勢活躍しています。病院は患者さんに医療を提供するだけではなく、地域や個人を広い社会とつなぐ場でもあることを実感しながら、日々活動を続けています。 ■お薬のやりとりから生まれる信頼関係 ・処方薬は院外薬局でも入手できますが、当院では院内薬局での対応充実を図っています。お薬のやりとりをとおして、患者さんとの信頼関係が生まれ、症状の改善につながるからです。 ■コミュニケーションが医療活動の基本 ・地域に根ざし、ここで暮らす人びとと共に成長していくところが、当院の魅力のひとつです。恵まれた立地条件を活かして、明るくオープンで利用しやすい地域医療の拠点病院を目指しています。