【「企業は人財なり」の理念に沿った人材育成】 社長ひとりどんなに頑張っても会社の発展はありません。 自ら考えて行動できる社員を育てなければ会社は成長できません。 単に受注してきた仕事をこなしているだけでは、 他人事になってしまい経費のことを考えず無駄が発生します。 しかし社員自らが資材の原価を把握し、効率的な工程を組み、利益を追求することで 経営者意識が身に付き、無駄なコストを利益にまわし、ひいては給料にも還元できます。 20年ほど前、人材育成を兼ねてISO9001取得を目指しました。 「品質マネジメントシステム」の規格であるISO9001の認証取得には、 提供する製品やサービスの品質を確保しお客さまに満足していただくことはもちろん、 そのための組織づくりも求められます。 弊社のような規模の小さい地場の建設会社が取得を目指すのはまだ珍しかった時代ですが、 社員の意識を高め、業務改善にもつながり、人材育成の手段に最適だと思いチャレンジしました。 経費や効率化を意識するために現場ごとの決算は、工事を進めながらこまめにチェックしています。 月に1回は現場代理人を集めて進捗状況との照合を行っているので、 問題が発生したときにはすぐ対応できる体制がとれています。 そしてもう一つ人材育成で力を入れているのが、気配りや言葉遣いなどの人間力です。 昔は建設業で働く職人は、言葉遣いが荒いのが当たり前という風潮がありましたが、 今は建設業でもサービス業の精神が求められています。 元請けや下請けに関係なく、お互いプロとして尊重するように あいさつや言葉遣いにも気を配るように指導しています。